宗谷岬

2023.08.17ブログ

お盆休み、日本最北端、北海道稚内市の宗谷岬に行ってきました。

息子の「日本の一番北に行きたい！飛行機は使いたくない！」そんな発言から、男（親子）二人、長時間…電車にゆられ、バスにゆられ、行って参りました。

風が強くとても寒かったですが、大自然の雄大さに圧倒されました。熱々のホタテ焼きとビールは最高でした。

北海道といえば、大泉洋さん。息子と旅をしていると彼のエッセイの内容が思い出されます。大泉さんが、当時３歳の娘さんに綴ったエッセイの一部を紹介します。

 

「そこまで私が娘と過ごしたいと思うもう一つの理由。それは、その記憶をほとんど娘は忘れてしまうからだ。

私が、おむつを換えてあげたことも、私がお風呂に入れてあげたことも、私と一緒に公園の遊具で毎日遊んだことも、雨の日に傘をさしてお散歩したことも、雪の中で転げ回って遊んだことも、うちで「おままごと」をしたことも、眠い目をこすって絵本を読んだことも、私と結婚すると言ったことも、おそらく彼女は忘れてしまうのだ。それは当たり前のことで、私にだって三歳の記憶は残っていない。

たまに楽しそうにはしゃぐ娘を見ながら思うことがある。「こんなに楽しい思い出もこの子は覚えてはいられないんだよな」と。現に娘は１年前にハワイで海を見たことも覚えてないのだ。大好きなじいちゃん、ばあちゃんとおかしくなるくらい走り回って遊んでいたのに。

だからと思うのである。

彼女が覚えていられない分、私たちが覚えてなければと思うのだ。私と妻は彼女が小さかった頃、こんなに楽しかったんだよと教えてあげる義務がある。そして少しでも長く覚えてられるように、とことん楽しい思い出を家族で作らなければならないと思うのである。」

 

仕事がらほとんど子供と会う時間はとれないですが、せめて一緒に過ごせるときは、北だろうが南だろうが、彼が望むところ（変な場所が多いですが…）に連れて行ってあげたいと思います。