休日は狭いところで
2018.04.01ブログ平日は、打ち合わせや電話対応、法廷などに追われており、なかなかまとまった時間がとれません。
膨大な刑事記録の分析や難解な論文や判例の読み込みなどは、かなりの集中力と時間が必要となりますので、すっきりとした頭で時間もしっかり取れる休日に行っています。
私は、休日になると、膨大な記録を抱え、いつもの執務スペースではなく、遮蔽された相談室にこもります。
私は昔から快適な広い空間よりも、狭いところの方が集中力が研ぎ澄まされるように感じます。
診断士の受験の際にも、前日はカプセルホテルに泊まりこみ、受験勉強を行っていました。
放送作家の小山薫堂さんも、「自分の周囲に広い空間があると、目の前のことに意識を集中させるのは、すごく難しい。せっかくの集中が外に放出されてしまう。天井が高すぎるような空間では、思いついたことが全部抜けていくような気がします。でも体のまわりを壁に囲まれているようなところなら、たとえ四方八方に気が散っても全部壁に跳ね返って戻ってくるようなイメージがあります。」と語り、いいアイディアは、グランドハイアットやパークハイアットなどの快適なホテルよりも、居心地の悪い、狭いビジネスホテルみたいなところのほうが生まれるそうです。
今日も膨大な記録とブラックコーヒーとともに、相談室にこもっています。