修習生が来ています。
2019.07.07ブログ事務所に先月から司法修習生(裁判官、検事、検察官の卵)がやってきています。
とても明るく、気配りもでき、事案の分析力も鋭い彼女ですから、きっと立派な法曹になるでしょう。
いろんな問題について一緒に悩み、議論し、新たな気付きも得られ、とても助かっています。
「司法修習生」といえば、最近読んだ亀石倫子弁護士著の「刑事弁護人」(講談社現代新書)は、衝撃を受けました。
あの伝説の最高裁判所大法廷回付(GPS裁判)に至った経緯が初回接見から公判前整理手続・一審・高裁・最高裁まで包み隠さず記されています。
そして、弁護団のメンバーが刑事弁護のスペシャリストではなく、当時定期的に集まって飲んでいた司法修習時代の同期達ということに大変驚きました。
司法修習の同期というのは、1年同じ地で一緒に学び、議論し、酒を飲み交わした仲ですから、全国各地に遠く離れた今でも特別な関係です。
GPS弁護団も修習同期だからこそ気を遣わず、忌憚なく意見を言い合うことができ、最高の結果を出すことができたのでしょう。
自分もいつか司法修習の同期と力を合わせ、大きなことをやりたいですね。