刑事弁護を続ける理由
2017.06.06ブログ当事務所は、刑事弁護に力を入れています。
刑事弁護を前面に押し出している事務所は岡山でも少ないのではないでしょうか。
刑事弁護は正直きついです。
目を覆いたくなるような陰惨な事件の弁護を担当することもあります。
被害者の方やご家族から厳しく非難されたり、被告人の方からも理不尽な要求をされたり、騙されたりすることもあります。無力感や虚しさを感じることもあります。
若手のときは、国選弁護などで経験する機会も多いですが、ベテランになるに連れて敬遠するようになる傾向にあるのではないでしょうか。
それでも私は刑事弁護を続けていきたいと思います。
無実を訴える被疑者・被告人のために戦えるのは弁護士しかいません。
身柄を拘束された被疑者・被告人と一番長い時間を共有するのは弁護士です。
刑事手続にのせられた被疑者・被告人の人生にとてつもなく大きな影響を与えるのが刑事弁護です。
刑事弁護は、弁護士にしかできない、最も「弁護士」っぽい仕事だと思います。
刑事裁判を行っていて実感するのは検察官の優秀さです。
情けない話ですが、「やるなぁ、やられたぁ」と思うこともよくあります。
けれども、負けてられません!
夜遅く検察庁の前を自転車で通っていると、依然検察官室の明かりは爛々とともっています。
そんなときは、「くそー!!」と思いながら、自宅方向から事務所方向へ自転車の向きをかえるのです。
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