頭を柔らかく
2018.06.21ブログ3歳の息子とトランプをしていた時の話。
トランプを1枚ずつめくっていってジョーカーが出たら負けという単純なゲーム。
ジョーカーという言葉が息子はわからないので、「鬼のカード」と息子は呼んでいる。
「鬼のカード」が出たら負け。
息子が「鬼のカード」をひくと、ふてくさり、泣き叫ぶ。
そんな中で、息子はいろいろと思索したのか、大人では到底思いつかない「絶対に負けない方法」を編み出した。
それはトランプから「鬼のカード」(ジョーカー)をあらかじめすべて抜いておくというもの。
当然息子は「鬼」を引くことはない。もちろん誰も「鬼」をひくことはない。
まったくゲームとしては面白くないが(ただただカードをめくり続けるだけ)、「常識」にしばられない子供の柔軟な発想に驚かされた。
仕事でも、「常識」とか「経験則」とか「相場」などというもので頭がこりかたまってしまっている自分がいる。交通事故では「赤本」、養育費では「算定基準」に頼り切っている自分がいる。初回接見で「執行猶予中の犯行です」と言われると、「実刑だな」と心の中でつぶやく自分がいる。
頭を柔らかくして、事案ごとに頭を使わないと。
はー憂鬱。ブログに逃げず、作業に戻ります。
私はただ見てるだけですが、実際にこれを毎日実践している刑事さん検事さんの仕事のハードさを考えるとぞっとしますね。お疲れ様です。